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何だか、こちらのブログさんから、
恋愛小説リレーとやらのバトンを受け取ったらしい(昨日の拍手返信参照)ので、
書きました。


興味のある方は『続きを読む』から

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由香は腐った肉を食ったような顔をしながら駅前の公園をフラフラと歩いていた。
気温が30℃を超えている為、歩くだけで体力が奪われ、眩暈がする。
時折目に付く蚯蚓の屍骸が彼女の不快感を募らせる。あまりの暑さの所為か、どれもカラカラに干乾び、蟻のエサと成り果て肉が四散している。
「夏は嫌いだ」
無意識にそう呟いた。

駅前だけあって、カップルにも度々遭遇する。
どいつもこいつもヘラヘラとマヌケそうに笑っている。赤の他人である由香から見れば、表面上は頗る幸せそうに見える。
由香は自分の口から乾いた笑いが漏れたのを感じた。数週間前は自分もそうであった事を不意に思い出していた。

行く当ても無く切符を買い、ホームへ上がった。
使われてない引込み線の錆びたレールが陽の光に晒され、汚い光を放っている。
それをただただ眺めてるうちに、電車が入線して来た。アナウンスがけたたましくホームに響き渡り、騒がしくなる。
そういえば、と、由香はSuicaが財布の中にある事に気付いた。それを使えば切符なんて買わなくて済んだのに。
彼女は電車に乗り込みながら軽く舌打ちした。


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続きは誰か宜しく。
誰かって誰だ? そんなん知るか!

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