日記1655

会社が入ってる施設の敷地内には小規模な風力発電機が
数基設置されている。

今朝、いつも通り駐車場に車を止めて歩いていたら
頭上で『ばん』という音がした。

何かと思って見上げると、同時にカラスが降って来た。
少し離れた芝の上に、そのままドサリと落ちた。

どうやらタービンに激突したらしい。
いや、激突というよりも、タービンで打ん殴られたと言うべきか。

そのカラスの元へ歩み寄り様子を伺ったが、既に事切れていた。
即死だったようだ。

風車の方は、衝撃で軸がブレたのかどうかは分からないが
明らかに隣の物よりも回転が鈍くなっていた。

何故ぶつかったのか、理由は分からない。
私もぶつかる音がしてからその方向に目を向けたので、
直前まで何が起こっていたのかは知る由も無い。

カラスの亡骸から離れ仕事場へ向かう最中、
他のカラス達がやけにけたたましく鳴きながら飛んでいることに気付いた。
そこから推測するに、縄張り争いの最中に起きた事故だったのかも知れない。